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2015-09-08 08:38:29
宮川の歴史
アクアセレクトの採水地である「宮川」
三重県大台町大井という字(あざ)でボトリングし、その由来、そして「豊受宮祓川」から「宮川」になったことは、お話したとおり。
実は大台町や隣の大紀町は「奥伊勢」とも呼ばれ、伊勢神宮と縁もゆかりも大ありな地区だ。
朝廷の命を受け倭姫命(やまとのひめみこ)という垂仁天皇の皇女が天照大御神をご鎮座させる敷地を探していた。
時は垂仁天皇25年。西暦紀元前5世紀。
イエスキリストが生まれ、後漢の初代皇帝光武帝が生まれた年というからすごい。
宮川を河口付近から遡り、ちょうど大台町と大紀町の町境の地まで来た。
滝原(たきはら)という地域だ。
あまりの美しさに草を刈りその地に天照大御神をお祀りしたのだが、ご宣託があり今の伊勢の地域に最終的にご鎮座することになった。
瀧原宮(たきはらのみや)。
鬱蒼とした森に大きな神社が立っている。
宮川の畔だ。
この辺りの地域の方は「お伊勢さんと同じくらい」とそれはそれは嬉しそうにお話される。
(瀧原宮 2012年 お客様をお連れして地元ガイドの方に熱く語っていただいた)
この瀧原宮の近く、ちょうど大台町役場前に面白い由来の地名がある。
「船木(ふなき 大紀町)」という地名だ。
ここに「船木大橋」という橋がある。
アクアセレクトのウォーターサーバーのメンテナンス工場がある近くだ。
ここは、倭姫命(やまとのひめみこ)が天照大御神をご鎮座させる神宮の御敷地を探していた際、倭姫命の乗られていた船が大破しこの地で修理したので、「船木(大紀町)」の地名が付いた、という。
時の朝廷と神宮、そして宮川。
飛鳥の地と同じように歴史に彩られた秘話がここにもある。
宮川のなんと歴史の深いことか。