2016年の主要国首脳会議（サミット）が、伊勢志摩で開催することが決定した。

もうさっそく経済効果の話が出ている。

喜ばしいことだ。

こういう国際会議で思い出すのが、APEC大阪会議1995。

当時地元大阪で大学生だった私は、市内のいたるところで行われる検問、そして3秒で駐車禁止のステッカーが貼られてしまう（大げさではない。当時の大阪は本当に厳戒態勢だった）警備体制にうんざりし、「もー、こんな国際会議、大阪ですんなよ。経済効果なんか、マイナスやんけ」と、自らの反則金の支払いすらも経済効果にカウントされているのではないか、などという穿った考えをしてしまう始末で、かのような悪態をついた。

あれから20年。

もうあんな子どもじみたことなど言うまい。

志摩の地には年に一度伊勢海老を食べに行く気のいいおばあちゃんの旅館や、知り合いもたくさんいる。

 （志摩市大王町の海、2015年3月）

「伊勢志摩サミット」

心より成功して欲しいと願う。