「ヨット」イコール「お金持ち」というイメージが、日本ではある。

係留や保管等の維持費にお金がかかるというのも、もっとも。

ただ、海での安全教育や子どもの興味付けに「ヨット」ほど適したものはないと思う。

第一に艤装（ぎそう）するために、いろいろな部品やロープの結び方を覚えなければならない（と言っても3種類くらいだが）ので、ロープワークの勉強にもってこい。

第二に完全に風まかせ、自然相手の乗り物、風を感じなければならない。なので、ちょっと物理（揚力とか）の勉強にもなる。

第三に、海に出たら陸に戻るまで全部自分自身で対応しなければならない。だれも助けてくれない。これは現代においてなかなか体験できない。

さらに、この世にこれほど神秘的で、そして静かな乗り物はないと思う。スーッと海面を滑るがごとく、進む。全ては風任せ。人間の力なんて舵を切って帆を出し入れしてやるくらい。自然って偉大。海が好きになる。

友人が体験させてくれるというので行ってきた。

ディンギークラスの「オプティミスト」という名艇。

あいにくの小雨だったが、楽しめた。

ここ、晴れたらステキな海岸。このあたり（中部・近畿）の地方では一番ではないかと思っている。

また行こっと。