NEWS
お知らせ
NEWS
お知らせ
2015-05-20 19:00:57
イモリ
子ども、特に男の子はみんな、爬虫類とか両生類が好き。
私も子ども時代は友人とともに、学校の遠足で知った溜池なんかには再度遠征をして、いろいろと採集し持ち帰った(遠足では、タモ網を持って参加することが禁止されていたため。当たり前か)。
近鉄電車に乗り、奈良の春日山までカエルやらサンショウウオを捕りに行ったときは、場所だったか、採集していた種だったかが天然記念物?(記憶も曖昧)で、巡回中の警官にいろいろと質問され、小学校に通報されるという目にあった。
それ以降は「採集して良いところなのか」「採集しても良い種なのか」ということを、ちゃんと調べるようになった。
もちろん、それ以来通報されることはなくなった。
どうでもいい人にとってはどうでもいい話だが。
ただ、私は両生類よりも昆虫(水棲昆虫)が好きだったのだが(これもどうでもいい話)、私の息子は大の両生類、特に「イモリ」が大好き。
イモリやカエルなどの両生類に異常なほどの好奇心を示す。
そういうお子さんも多いのではないかと思う。
で、GW。
アクアセレクトの採水地、三重県大台町よりもっと紀伊半島の南端、熊野にキャンプに行ったのだが、小雨で特にすることのない日があった。
大人たちは持ってきた燻製器でチーズやら豚肉やらを燻しつつ酒を飲んでいたのだが、子どもたちにとってはつまらない限り。
で酔った勢いで「麟太郎(息子)、イモリがんばって10匹捕ってこいよ〜。それだけ捕れたらママも飼ってもいいって言うぞ〜たぶん!」みたいな約束を、当の母親のいないところでしてしまった。
当然のことながら、今どこの家庭でもそうだと思うが、こういった両生類、爬虫類を飼育する場合、家族の理解を得ることが一番の関門になると思われるが、あっさりと酔っ払いの言質を取ることに成功した麟太郎は、電光石火の早業ともいうべき捕獲技術で、あっというまにバケツいっぱいのイモリを採集してしまった。もちろん素手で、だ。
いま私が「イモリを捕まえてこい」と言われて、素手で10匹を果たしてどれくらいの時間で捕れるだろうか?子どもの能力ってすごい。
こんな子どもの素敵な遊び相手であるイモリが棲む水辺を、私たち大人が守っていかねば、と思う。
さてこのイモリたち、新たに設置した我が家の水槽で、今日も元気にところ狭しと泳いでいる。
餌を食べるすがたなんて、もう可愛くて仕方がない。
みなさんも一度どうぞ。